Ryu-ronさんに教えていただいたWolfram Alphaが気になったので調べました。すごい技術です。
日本語の記事よりも
英語版の動画の方が「百聞は一見に如かず」で分かりやすかったです。
 
"Wolfram Alpha gives you instant access to expert knowledge whenever you need it."
何を言いたいのかといえば
「Wikiを読んだ後でググって検索結果を調べるのはダサい」
 
「『ボウル一杯分のシリアルとグラス一杯分のオレンジジュースのカロリー』
と入力すれば答えを教えてくれる」
ということです(スゲー)。
 
その反面、岡本嘉六 鹿児島大学名誉教授を
「バカじゃんコイツ」
と思いました。加計追及チームの皆さんと意見が違うと思うけど。
獣医師の人数を制限するのは、利権の維持のためであって質の維持のためではないと思いました。
 
画期的なニュース
「人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か」
https://www.youtube.com/watch?v=RiWbDguOdfg
人工知能の発達で人間の命を救うことができるようになったとのことです。
今後、医療サービスについては

「(難病の診断のように)付加価値の高い医療サービスは人工知能が請け負うことになる。→付加価値の高い医療サービスにおける医師の職域が食い荒らされる。→医師の給料が下がる。→バカ高い競争率・入学金の医学部入試を受ける若者が激減する。」

というような流れが考えられます。迅速で正確な処置が可能であるのならば、ロボットがやろうと人間がやろうと患者にとっては無関係です。
実際に
とのことです。
 
情報ソースはこちらです。
 
医師に必要な知識・技術は変容してきています。
豪傑一人を五千石で召抱えるよりも、鉄砲足軽百名に火縄銃を大量配備した方が確実に勝てるようになりました。医療現場でも有能な個人の経験とカンよりも、ソフトの有効活用のほうが確実に難病を克服できるように変わっていくと思いました。医師・獣医師の人数を制限するのに何の意味があるの?バカじゃん。
 
 

関西電力の金品受領問題の第三者調査委員会に但木敬一委員長と奈良道博委員が選任されました。
但木敬一氏の名前を聞いて懐かしく感じました。
三浦弘行九段の冤罪事件発生からちょうど三年が経ちました。当時の第三者調査委員会も但木敬一委員長と奈良道博委員でしたね。
 
このときの第三者調査委員会の結論は、三浦九段と日本将棋連盟執行部双方のメンツを立てるような最終結論でした。「スマホの不正使用疑惑」についての調査結果(前半部分)には妥当な結論だと感じましたが、「出場停止処分の妥当性」について(後半部分)はいまだに腑に落ちないです。当時の将棋ファンの方も最終結論が腑に落ちないと感じた方は多かったです。
 
郷原さんによれば、
 
 
但木氏は、現場経験には乏しくても、頭脳明晰で理解力に優れ、かつ包容力がある人だ。検討会議の際も、会議外でいろいろ話をする機会が多かったし、その後も何回かお会いしているが、基本的にスタンスが異なる私の意見もよく聞いてくれる。そういう意味では、但木氏は、社会的重要性が極めて大きい今回の関電問題の第三者委員会の委員長に相応しい人物と言える。
 
と、意見が違う相手の主張に耳を傾ける度量がある点を評価する一方で
 
但木氏自身は検事としての捜査経験がほとんどないし、奈良道博氏は、元日弁連会長であり弁護士としてのキャリアは申し分ないが、自ら調査を行った経験があるようには思えない。元東京地裁所長の貝阿彌誠氏も、民事裁判官だった人であり、自ら証拠収集をする調査を行った経験はほとんどないと思われる。
 
と問題に感じる点も指摘されていました。
 
但木さん・奈良さんの調査能力については、心配無用だとぼくは思います。
将棋ソフトの不正使用の有無について、どんな不正が考えられるのか、三浦九段以外の棋士の指し手のソフトとの一致率、三浦九段を含む関係者への聞き取り調査を丹念に行い、妥当な結論を出したと感じました。
 
誰も専門家が存在しないテーマについて、2ヶ月前後で結論を出して報告書をまとめることができたことに驚きました。この結論に疑義を感じた将棋ファンは非常に少なかったです。
 
ただし、三浦九段の出場停止処分の妥当性については、日本将棋連盟執行部に押し切られたことを感じさせる結論でした。
日本将棋連盟執行部の責任を認めれば、タイトル戦を最初からやり直す必要があることに(但木委員長も奈良委員も)腰が引けたのだと思います。
 
「高浜・大飯・美浜についてだけの金品受領問題だ!」なんて考えている人は誰もいません。当初、高浜の建設会社についての税務調査で発覚した事件から、
 
国会議員の名前が芋づる式に出てきました。
 
広範囲に継続的に反復的に金品の受け渡しがあることがバレれば、原発再稼動が絶対に不可能になります。三浦九段のイカサマ冤罪の時の数千倍のプレッシャーがかかる調査です。
 
調査を受ける側の対応として、「さすが」と思った事例。
 
 
山中教授は「無罪推定」という言葉で逃げずに、記者会見をしました。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2803B_Y4A420C1000000/
ソースが明確な盗用告発や再現可能性に疑問が呈されたら、誠実に答えるのが研究者の義務です。
 
「調査中であることをタテに取れば釈明しないでいい」
 
なんていう考え方は国際社会で通用しないです。ボヤの内に消し止めないと燎原の火になりかねないからです。
 
日本将棋連盟にせよ関西電力にせよ、社会的な影響力が大きい組織です。
 
「調査は調査として進めつつ、調査を受ける側からの情報発信は必要だ」というのが、社会的責任を伴う地位の人間の常識的な対応です。
 
日本将棋連盟執行部は、第三者調査委員会で調査中であることをタテに口を閉ざしました。
 
関西電力の金品受領問題についても、第三者調査委員会で調査中であることをタテにして、関西電力の役員・社員・取引先に緘口令が敷かれるでしょう。
 
「外部からの調査を受け入れることなんて死ぬほどイヤなんだけど、外部への体面のために渋々ながら調査を受け入れた」というのが、日本将棋連盟と関西電力の本音です。
 
 
関西電力の金品受領問題の第三者調査委員会のメンバーの調査能力は問題ないと思いますが、外部への体面のために渋々ながら受け入れた調査に対して委員自身が信念を貫くことはとんでもなく難しいと思いました。
 

2019年春の愛媛県議選挙
 
2019年春の千葉県議選挙
 
どちらも現職が大量当選するチットモ盛り上がらない選挙でした。無投票当選の選挙区がいくつもありました。
 
千葉では、台風15号の次の台風が到来しても、まだブルーシートが外せません。
 
選挙で選ばれる議員・知事・市長は、落選するリスクが現実味を帯びなければ絶対に動きません。
 
今回の黒塗り忘れについて愛媛県議が動かないのは、非常に単純なメリット・デメリット論からです。
 
・全国区のニュースになった黒塗り忘れの失態を議会で追及することで次の選挙で得票を上積みできるメリット
・黒塗り忘れの失態を議会で追及して中村知事から睨まれて予算要求で干されるデメリット
 
メリット・デメリットを両天秤にかけて、追及するデメリットの方が大きいと判断した愛媛県議ばかりだからです。
 
国会での野党議員の加計問題追及はピント外れです。萩生田さんが安倍総理を絶対に裏切れないことを分かっているから、大臣のポストを与えたのです。開設前の瑕疵を理由にして、いったん開設した獣医学部を廃止するのは無理です。とっくに獣医学部が開設した後になって、学部新設計画段階で、萩生田さんが学部新設要件にどんな介入をしていたのかを取り上げても時間のムダです。一の子分の萩生田さんの過去の瑕疵を認めれば、安倍総理自身が辞めなければならなくなるからです。
 
ただし、付け入るスキが無いわけではありません。加計学園にとっての最大の弱点は何か?
 
補助金を支出する今治市・愛媛県が一枚岩でないことです。加計学園問題が注目され始めた2017年春頃から、いくつかのターニングポイント・ブレークスルーがありました。
 
・愛媛県知事が「県の負担額は白紙」強調 2017年7月25日
 
・「首相案件」であることを裏付ける愛媛県文書を愛媛県が参議院予算委員会へ提出 2018年5月21日
 
・加計学園に説明責任を果たすよう求めた愛媛県議会の決議を受けて加計理事長が記者会見 2018年10月7日
 
・愛媛県が加計学園文書(今治キャンパス獣医学部設置経費内訳書)の黒塗り箇所を忘れて開示 2019年9月11日
 
これらの忘れようが無いニュースは、全て県知事・県議会・県職員が主体となって起きたニュースです。愛媛県に対しては、加計学園のコントロールが確実には及んでいません。県知事・県議会を動かして補助金支出をストップし、加計学園を兵糧攻めにすることが一番確実な戦略です。
 
2019年10月現在も、愛媛県から加計学園に対しての補助金支出は全て完了していません。年明け2020年の県議会で審議してからでないと執行できない残りの補助金支出があります。
 
補助金支出が完了してしまえば、加計学園が愛媛県に遠慮する理由がなくなります。
 
補助金支出をストップするための選択肢はどんどん狭まっています。
 
補助金の使途で最も大きいウェートを占めているのは、大本組・アイサワ工業へ支払った工事費です。
 
文部科学省に提出された「学校法人加計学園寄附行為変更認可申請書」
②設置経費の算出基礎表(様式第4号その2)の内、予算ベースでの工事費に関する契約書・見積書が全部不開示です(現在に至るまで)。
 
20191003_001
 
 
今回の黒塗り忘れで明らかになった設置経費内訳では、
支払金額の横にチェックマークが手書きされています。

20191003_002

このチェックマークは、支払金額の根拠となる別資料と突き合わせて検認した証拠です。実績ベースでの工事費内訳書も必ず存在しています。
 
萩生田さんのクビなんか、どうでもいいことです。そんなツマンナイ ガス抜きよりも、最後の補助金支出が愛媛県議会の予算審議で可決される前に、これら工事費の内訳明細書を入手し大拡散することです。
 
補助金詐欺の動かぬ証拠が見つかれば、愛媛県議会は補助金支出をストップせざるを得なくなります。
 
工事費の内訳明細書が補助金詐欺追及の本丸であることは誰の目にも明らかなので、入手のハードルは非常に高いです。でも国会で粘り強く追及を続ければ内部告発が出てくる可能性はあります。それに期待するしかありません。
 
安倍総理のペースで補助金詐欺がどんどん進行してしまうのは、野党共闘がアホだからです。
 
ぼくは、昨年2018年秋に
 
5)愛媛県は加計学園への補助金はまだ全額支払っていません。来春に愛媛県議会の選挙があります。この選挙で野党共闘が過半数を確保すること。中村知事は強い方の味方です。野党共闘に勢いがあると見れば、加計学園への補助金の支出を県議会選挙後まで凍結します。
6)選挙まであと半年あります。野党共闘でクリーンな候補を擁立し愛媛県内でドブ板を展開すれば勝てます。そして愛媛県議会で過半数を確保した野党共闘が百条委員会を設置する。明らかに疑義がある島津理化(BSL3施設)や丸善雄松堂(図書)や大本組(工事代債権)の担当者を百条委員会で尋問する。
 
とツイートいたしました。残念ながら、愛媛県議会選挙は2019年春に無風で終わってしまいました。野党共闘で過半数の議席を確保し、自力で補助金支出をストップするチャンスが無くなりました。
 
最後の補助金が支出されてしまえば、他力でさえも補助金詐欺を追及するチャンスはなくなります。2020年3月頃までの僅かなチャンスを活かせなければ、安倍総理が4選されるか院政を敷くかどちらかになるでしょう。
 
 

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