村上治さんの9.13レポートを読んで
 
当日の夜に考えたことをツイートしたのが以下です。
 
 
村上治様

9.13レポートを拝読いたしました。

ま・ず、
バカじゃん。コイツら。
知事のハンコまで押して、2017・2018実績報告を部分公開する通知書を出しておいて、黒塗りを忘れて2017・2018実績報告を公開してしまいました。

黒塗り忘れ文書が拡散しまくった後になって、黒塗りした文書を持ってノコノコ出向いてきて
「すいません、コッチを公開してください。」
往復の交通費と時間給が税金の無駄だよ。愛媛県知事 中村時広のハンコを押した書類における不始末なら、知事の責任です。


中村知事がひとりで村上邸に謝りに出向くのなら、まだ分かります。補助金の支出はまだ完了していません。今後の県議会・市議会の審議において、黒塗り忘れ文書が影響を与える可能性はあります。

今回の黒塗り忘れの件に関して、中村知事はなんらコメントを出しておりません。アンタ、自分で言ってたよな?部下を守るって。

「中村氏は『人間としての誇りやプライドがある』と、文書を作成した県職員を擁護。職員が受け取ったという柳瀬氏の名刺を公開し、政権側にプレッシャーをかけた。」

今回はどうなったんだよ?

あるいは、官邸・今治市・加計学園からどれだけ抗議されようと、全てシカトして黒塗り忘れ文書を全面公開し続ける。「どんな抗議があろうと黒塗り忘れ文書を開示した県職員を守る」というのなら、これも分かります。

愛媛県の対応は、首尾一貫しているように感じられませんでした。理詰めでスジを通す村上さんのファンにますますなってしまいました。

「2017・2018実績報告について、黒塗りした文書を公開するはずだったのに、間違って黒塗りを忘れた文書を公開したことの言質を取る」

ためには、条例上の根拠(法的根拠)を理詰めで衝かなきゃなりませんでした。

県職員がノコノコ持ってきた文書が、村上ドライブで公開されている文書と別物ではないことをハッキリさせる必要がありました(ドサクサ紛れに差し替えの言い逃れをさせないために)。

過去の改ざん公開について県がスジを通さないでおいて、今回の件についてだけ差し替えに応じろという県職員の対応はムシが良すぎます。

今治市からどんなリアクションがあったのかと、村上邸へのお詫び訪問について中村知事への事前報告があったのかについてが非常に気になりました。

取り違いや勇み足の間違いがありましたら、お詫びいたします。さすが、村上さんだと思いました。
 

将棋の名人戦挑戦者が決定するA級順位戦最終局は「将棋界の一番長い日」と呼ばれるとのことです。
 
加計学園問題が今後どのように推移していくか予断は許さないですが、2019年9月13日は加計学園問題追及の一番長い日になると思います。全国の多くの市民・記者が、今治市に在住する一人の市民の言動を固唾を呑んで見守りました。
 
というわけで、加計学園問題追及の一番長い日の前夜と当日夜にツイートしたことをブログにしました。新しいネタは全くありません。
 
村上治さんのツイートを受けての
 
ツイートが以下です。



村上さん ヤジウマの分際で勝手なことを言って申し訳ございません。明日は重要なターニングポイントになるかもしれないのでツイートさせていただきます。村上さんが削除要請を受けても受けなくても、どっちでもいいです。
ぼくらはとっくに村上ドライブの全面開示文書のダウンロードを完了しています。
「ゼッタイに拡散するな!」と菅良二や加計孝太郎が吼えたところで、ケンカ過ぎての棒千切りです。勝手に拡散していきます。そんな枝葉末節よりも重要なのは

「村上邸まで県職員が出向いて謝罪し削除要請する明日(というか今日)は、愛媛県から全面開示された文書がホンモノであるという言質を取る絶好のチャンスだ!」

ということです。
いまのところ今回の開示ミスについて、愛媛県知事から公式のコメントは無いようです。
https://www.pref.ehime.jp/governor/governor_kishakaiken.html

明日(というか今日)、県職員が村上邸を訪問したときに

・開示ミスについて、出向いて謝罪し削除要請する件を中村時広知事の承諾を受けているか?
もし受けていないとしたら、(開示文書中に存在する)愛媛県知事 中村時広の名前が印字されている文書の公開の基準は誰の責任で決めるのか?

・今回開示対象になったすべての文書はホンモノか?もしホンモノでないのなら、なぜ出向いて謝罪し削除要請に来たのか?

という質問への言質が欲しいです。文書を開示したのは、愛媛県です。ただし開示した文書がホンモノであるかどうかは、補助金支出・給付の当事者である今治市・加計学園を拘束します。

「同一文書を(今治市が)黒塗り開示したけれど、黒塗り箇所についてだけ愛媛県がウソの数字をハメコミました。」という主張は、今治市・加計学園にとって非常に苦しい主張です。今治市・加計学園は、愛媛県が開示した文書はホンモノであると認めざるを得なくなります。補助金詐欺追及の突破口になります。

今治市が愛媛県の文書開示に文句を言うのは筋違いもはなはだしいです。96億円の補助金支出を今治市単独で出せるだけの財力がないから、愛媛県に支援を求めました。今になって文書開示に文句を言うぐらいなら、愛媛県が負担する32億円を今治市長菅良二がポケットマネーから払えばいい。誰も止めないよ。
村上さん、取り急ぎで恐縮です。ヤジウマの分際で勝手なことを言って申し訳ございませんでした。またツイートいたします。
 
 

荻上チキ氏による木村英子さん・舩後靖彦さんへのインタビューの活字起こしが公開されました。
非常に残念に思ったのは、パラリンピックとオリンピックへの言及が無かったことです。でもそれを差し引いても、大きな意義のあるインタビューでした。
 
舩後靖彦氏の発言についての前川喜平氏のツイート
 
前川喜平は聡明な男です。舩後靖彦氏の重要な発言を決して見逃しませんでした。
 
インタビューのキモ その1
 
◆安倍政権への視線は?
荻上:現在の安倍政権について、舩後さんはどういう風にご覧になってますか?
舩後:消費税増税はデフレを20年以上長引かせることになっているので全くいただけません。現在 、自民党ホームページにも改革などの左傾化した言葉があるそうですがご存知ですか?総理の祖父の岸元総理は、上司にアカと言われ激怒したそうです。それを知っているはずの安倍総理があえて左傾化した言葉を使うのは勇気あることだと思いますし、その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします。もしそうならその点については評価致します。

 
舩後さんは自身が安倍総理のメル友であり、安倍総理自身が国会答弁で関係を認めていることについて、このインタビューでは言及しませんでした。
 
森友問題発覚後の約二年半の国会での審議を通して
 
舩後さんの発言のような
「安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思い」なんてものは全く感じられませんでした。
 
数の力で強行採決を繰り返し、都合の悪い文書は記録が無いか改ざんするかで議論から逃げまくるの繰り返しでした。
 
安倍総理の野党に対する態度のどこに柔軟さがあるのかさっぱり分かりません。
 
舩後靖彦氏には、安倍総理と交わしたメールの全てを情報公開する義務があります。
 
 
インタビューのキモ その2
 
荻上:最後にこの6年間の議員生活に向けての抱負や課題について教えてください。
舩後:全ては教育にありと考えています。日本の30年前を考えれば、時代も変容し、国際障害者年や障害者自立支援法が生まれ、そして重度障害者が国会議員になった。その時代背景によって変化する事象や慣例もあると思います。全ては教育にあり。私は、10年20年後に未来を創造して、代わる障害者に対する偏見を教育で変えたいと思います。さらに子供の頃から、潜在意識の領域、さらに深く無意識の領域にまで存在する「差別意識」を除外する倫理・道徳教育は必要と考えています。重度訪問介護の不備も喪失した人々の潜在意識の領域ならびに無意識の領域に重度障害者には生産性がないという確定した思いがあるからです。かと言ってその方々を責めているわけでは全くありません。大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因と考えていますが、具体的には掴みきれていません。
 
この発言からすると、安倍総理の都合の良い方向に舩後靖彦を誘導することが可能です。こういう方面の調略にかけては、安倍総理(と子分)の方が何枚も上手です。
 
 
差別を無くすためには正しい教育が必要だ。→戦後のGHQによる教育は個人主義を推奨してきた。→個人主義を推奨する教育のせいで、大多数の個人は自分さえよければいいと考え、自立が困難な他人を見て見ぬふりをするようになった。→潜在的な「差別意識」を除外するには、GHQが介入する以前の倫理・道徳教育が必要だ。
 
という論法で誘導すれば、舩後靖彦を日本会議に取り込むことは可能です。
 
「そんなことはない!」と反論したい連中に言っておく。
 
舩後靖彦と安倍晋三のメールのやりとりを見たのか?
 
安倍総理との交流について自身の口から言及しないで、「安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思い」だとか、(日本会議が導入を熱望している)倫理・道徳教育について発言をする以上、舩後靖彦議員と安倍総理がどんな関係なのか、ぼくら主権者には知る権利があると思いました。
 

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