2018年12月

広河隆一への告発報道は非常に衝撃的でした。
 
広河氏からの反論がまだ十分には出ていない状況ではありますが、週刊文春の記事の最後のインタビューによれば
 
・DAYS JAPANに出入りしていた女性と関係を持ったことがある
・女性スタッフへのヌード撮影があった
 
という二点については認めています。
 
薬害エイズがメディアで大きく取り上げられる以前に広河隆一氏の著作「エイズからの告発」という本を読みました。
医療・医学の世界の学閥のネットワークを解析し、研究者・医師の戦争責任・薬害責任を追及する内容だったのを覚えています。そして、「昭和天皇が七三一部隊の存在を知っていたか、知らなかったか」という近代史の重要論点にも言及がありました。
 
DAYS JAPAN 2012年4月号増刊 「検証 原発事故報道~あの時伝えられたこと」
福島第一原発事故直後の大手メディアの報道を時系列にまとめて超一級の基礎資料です。
超人的に根気が必要とされるテレビ報道の活字起こしを担当したのは、(広河隆一氏ではなく)同志社大学浅野健一ゼミの学生たちです。
この辛抱強い企画はDAYS JAPANでなければ実現できませんでした。
 
ぼくを含めて
 
「川田龍平さんと一緒に薬害エイズの告発をし、チェルノブイリや福島の被害者の救済をする人だから、異性に対してもクリーンな人物だ。」
 
というイメージを抱く人は少なくないと思います。
 
「それとこれとは全然違う」のですが、なかなか現実と理想イメージの混乱から抜けられません。
 
 
広河隆一氏への告発報道を読みまして、山口敬之氏のケースと比べずにはいられませんでした。
 
山口氏のバックには、最高権力者の代紋があります。絶対に逮捕も起訴もされないという自覚をもって、レイプをしました。
 
最高権力者の威光を自覚しているだけに、突っ込みどころ満載のやり口でした。
 
ホテルの防犯カメラに(合意が無いのが明らかな)映像を残したり
 
レイプをしたことを認める内容のメールのやり取りをしたことを、
 
サイバースペース上で告発されて拡散されてメンツ丸つぶれです。
 
山口氏のやり口は、幼稚でした。
 
告発報道によれば、広河氏の事の進め方は巧妙です。
 
若い女性スタッフに対して
 
指導を受けられる仕事が始まる前だとか
 
仕事場で厳しく叱責されて凹んだ後だとか
 
ガードが緩くなったタイミングを見計らって、広河氏のペースで事を仕掛けています。
 
山口氏よりも場数を踏んで頭が切れることが感じられました。
 
広河氏からの反論がまだ十分には出ていません。
 
女性のヌード撮影とDAYS JAPANの記事がどう関係するかの説明は非常に難しいと思っています。
 
但し、広河氏からの反論次第では意見を変えるかもしれないです。

 
本当にひどい話です。銚子市の公共サービスの値上げをする前に、てんさんのブログで取り上げられたように
銚子市からイチバン恩恵を受けた加計学園の市有地賃借料を激増させず、大した恩恵も受けていない無辜の銚子市民の命金を巻き上げる。
 
でも銚子市の財政が破綻寸前であることで、来春の愛媛県議会選挙は野党共闘にとって戦いやすくなりました。
 
2014年のランキングです。
http://area-info.jpn.org/KS02002All.html
今治市は611位、銚子市は632位です。2014年よりも今治市の財政状態は確実に悪くなっています。

来春の愛媛県議会選挙に向けて、今治市を中心にした愛媛県全域で
 
「加計学園を誘致した銚子市の財政は破綻寸前です。銚子市では、医療費やごみ収集費のウルトラ大幅値上げされます。今治市の財政状態は、銚子市と大差ないです。今治市の小中学校にエアコンを設置する予算さえありません。加計学園へ補助金を野放図に支出し続ければ、今治市に人が住めなくなります。愛媛県議会選で過半数を抑えれば、愛媛県から加計学園への補助金支出を止めることができます。」

と、小池晃・山本太郎・森ゆうこ・川内博史 でドブ板ローラー作戦を展開する。
 
ナントカの一つ覚え
 
「加計学園が経営破たんしたら、まじめに獣医師を志して勉強している学生がイチバン損をすることになる。」
 
についての反論。
 
「学生が損をしたら困ると本気で考えているのなら、最初から自己資金だけで獣医学部を開学しろ!資金が足りないで経営破たんするリスクを受け入れる覚悟があるから、大した元手も無しに開学した。現実と偏見の区別がつかない絵図どおりに物事が進まなかった以上、加計孝太郎は男のケジメの履行から逃れられない。
 
日本全国の大学獣医学部の理事長・学長に面会し
 
『オレは、総理のお友達であることを誇示すれば、元手が無くても獣医学部を開学できると考えておりました。でも、他力本願の経営が破たんしてしまいました。どうか、オレが開学した獣医学部の学生を引き取ってください。』
 
と土下座行脚する。」
 
 
野党共闘に勢いがあれば、そんなに実現が難しい話ではないのですが、中村知事の何がどう悪いのかが理解できないレベルでは、実現が難しいと思いました。

<追記>
 
みやびmama様より
「今治市は小中学校に、エアコン設置が決まりました予算さえないというのは、デマですね」
という大変鋭いご指摘を受けました。
 
小中学校へのエアコンの設置方針が決まったのは、岡山理科大学獣医学部が開学した後です。
今年の夏は超ウルトラスーパー酷暑でした。昨年以前はウルトラスーパー猛暑です。毎年クソ暑いのが分かっているのに、今年ほどの酷暑になるまで、今治市はエアコン設置に動きませんでした。
 
昨年までの今治市は、ウルトラスーパー猛暑でしんどい思いをする小中学生の健康よりも、加計学園への補助金支出を優先した予算編成でした。反省し訂正いたします。

「今治市の小中学校にエアコンを設置する予算さえありません。」

 
「2018年の超ウルトラスーパー酷暑が到来するまで、ウルトラスーパー猛暑でしんどい思いをする小中学生の健康よりも、加計学園への補助金支出を今治市は優先していました。」

に訂正させていただきます。大変申し訳ございませんでした。


2018年12月15日
 
人権と報道・連絡会が主催する
 
「改めてオウム事件を問い直す」シンポジウム
 
に行きました。
 
20年以上前とはいえ大大大事件だったので、シンポジウムが進むにつれ当時の記憶が蘇ってまいりました。
 
1995年は話題が多い年でした。
 
阪神大震災、谷川王将が羽生六冠からタイトル防衛、地下鉄サリン事件、野茂英雄のメジャーリーグ挑戦、オリックス優勝、大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件、Windows95発売
 
といったところでしょうか。
 
当時のテレビ・新聞・雑誌のオウム報道は、どれも全く同じ「無法者の人権を制限するのはやむをえない」という論調一色でした。
 
その中で例外だと感じたのは、「噂の真相」「週刊プレイボーイ」「週刊SPA!」でした。
 
「噂の真相」は、権力の暴走を容赦なく批判する編集方針で有名です。知識人やタレントの「警察ガンバレ」の大合唱を厳しく批判していました。
 
「週刊プレイボーイ」は(匿名ではあるけれど)公安関係者のインタビューを掲載していました。インタビュー中で、オウム報道にガセネタが多い旨が言及されていました。オウムの危険性をセンセーショナルに煽ることで視聴率アップや部数増につなげる為の報道に対して、公安関係者からも疑問が呈されたことに、当時驚いたのを覚えています。
 
「週刊SPA!」では、連載陣がバラエティに富んでいました。当時のツルシ編集長の優れたバランス感覚によるものだったと思います。一番人気の小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」と全く違う論調の連載記事が並存していました。
 
これらの記事を読まないと、少数意見にアクセスできませんでした。
 
当時はインターネットがほとんど普及していませんでした。Windows95の日本での発売は1995年11月です。ツイキャスやブログやSNSを利用しての情報発信は存在しませんでした。平たく言えば、全国ネットのテレビ局がメディアの王様でした。当時のオウム関係者への注目度の瞬間風速は凄まじかったです。
 
もし当時ツイッターが存在し、上祐氏や青山氏の公式アカウントが存在したら、フォロワーは10万人を軽く超えていたと予想されます。捜査当局や報道機関にとって都合の悪い情報が数多く拡散されるチャンスになりえました。情報の拡散が捜査や報道にどんな影響を与えたのか考えずにはいられませんでした。
 
司会の山際永三氏から、地下鉄サリン事件の前日に警察で防毒マスクの装着訓練があった旨の発言がありました。
 
地下鉄サリン事件が起こることを事前に知っていた人は存在すると、ぼくも思っています。
 
当時「噂の真相」の報道で知って驚いたことがあります。松本サリン事件や地下鉄サリン事件の直前に重松製作所や興研といった防毒マスクメーカーの株に大量の買いが入ったとのことです。誰が買ったのかは依然として謎です。
 
 
シンポジウムの中で、「サリン事件を実行するための麻原氏からの指揮命令の裏付けがはっきりしない」という指摘が出ました。
 
 
麻原氏は地下鉄サリン事件当時、視力を失っていました。東京の地下鉄は、路線乗り入れや地下通路が複雑に入り乱れています。具体的な命令がどこまで出すことができたのか非常に気になります。そして、麻原氏に地下鉄サリン事件当日の情報が全て集まる命令系統が存在したのかも依然として謎です。
 
平日の朝は大混雑し、定刻どおりに電車が到着しないことの方が一般的です。
 
「3月20日に××線の何駅の車両でやれ」
 
と命令しても、混雑や遅延のためホームにすら入れない場合もあります。実行を延期するのか、タイミングを待って続行するのか、追加の命令が必要になります。当時は携帯電話がほとんど普及していませんでした。タイムリーな命令の伝達のためにどんな通信手段を用いていたのかも気になります。地下鉄構内・運行中に携帯電話が利用可能になるのは、地下鉄サリン事件よりずっと先の話です。
 
 
宗教について、パネリストの浅野健一氏から、
 
「海外には国家神道の信者は一人もいない。もしいたら教えてほしい。欧米諸国が植民地化した諸国でキリスト教の普及に成功しているにも関わらずだ。」
 
という指摘がありました。
 
かつて、映画「ラストエンペラー」の原作本を読んだことがあります。この中で満州国皇帝 溥儀が靖国神社に参拝させられた後、(踏み絵を踏まされたことに)大変な屈辱感を感じて嘆くシーンがあったのを思い出しました。
 
 
GHQの宗教政策を担当したウィリアム・P・ウッダード氏の著書で
 
「国体のカルト」という言葉が繰り返し取り上げられていました。天皇の祭祀や国家神道にとって、GHQの「人権指令」と「神道指令」は革命的な指令でした。
 
「国体のカルト」は完全には解体されていません。
 
皇居内で、宮中祭祀は依然として行われています。
 
宮中祭祀は天皇の私的行事なので、内廷費で処理され、
 
宮中祭祀に関わる掌典職も、天皇の私的使用人という扱いになっています。
 
私的行事で私的使用人だから、政教分離に抵触しないというのが表向きの理屈です。
 
天皇による政教分離への理解はかなり危なっかしいです。
「象徴としてのお務めについての天皇陛下の言葉」
 
 
天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして,天皇の終焉に当たっては,重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
 
殯の行事のような私的行事の負担の度合いは、政治とはまったく無関係です。天皇の健康に不安があるのなら、摂政に国事行為を代行させればいいだけの話です。天皇の健康に不安があることは、国民の暮らしとはリンクしません。平成以降、天皇の健康状態に関わり無く国民の暮らしは貧しくなる一方でした。政教分離に対する理解が危なっかしいにもかかわらず、天皇を「護憲派の良心的な人物」とみなす論調は非常に多いです。
 
かつて、加藤周一氏が
 
「欧米では、反共で反ファシズムの知識人が多い。でも、日本ではほとんどいない。」
 
という発言をしていたのを覚えています。
 
現在の日本では
 
「人の思想信条をコントロールするカルトは、オウムに限らず批判の対象とする」
 
という知識人の存在はかなりの少数派です。オウムは批判しても、天皇祭祀や靖国神社については護持する考えの知識人が多数派です。
 
オウム事件について
 
「マイノリティへの排斥」がほとんど全てを占めてしまい、「カルト全体への批判」へとつながらなかったのは、日本の宗教史にとって大変残念なことだったと思いました。

毎年12月に「今年の漢字」が発表されます。
 
当方も含め気になっている方は多いと思います。
 
「北陸豪雪、大阪北部地震、西日本豪雨、北海道地震、そして記録的酷暑
 
などから、災・猛・豪・酷あたりかな。」
 
と考えたりして。
 
でも、過去の漢字のうち、「えーーーなんでこんな漢字が選ばれるの?」ということもありました。
 
2011年の漢字は、てっきり「失」か「絶」か「衰」か「滅」のどれかだとばかり思っていました。
 
仮設住宅暮らしを強いられている人が数多くいるのに、自民党の主導で始めた原子力政策へ批判の矛先を向けない「絆」は糖衣錠です。
 
「絆」では全く苦しみは紛れません。
 
2017年の「北」も驚きでした。なんでこの漢字が選ばれたのか理由を聞くまでよく分かりませんでした。
 
九州北部・北朝鮮・北海道日本ハムファイターズ?不自然な語呂合わせです。
 
2017年の漢字は「友」以外ありえないと予想していました。
 
2017年ほど総理大臣のお友達への便宜供与が取りざたされた年はありません。「森友」との語呂合わせもバッチリです。
 
過去、政府への批判をイメージする漢字は、2007年の「偽」ぐらいです。なお、2007年9月まで第一次安倍内閣でした。
 
政府への批判をイメージする漢字は非常に選ばれにくいです。
 
なぜなら、「今年の漢字」を主催する日本漢字能力検定協会は内閣府から公益財団法人としての認定を受けているからです。
 
日本漢字能力検定協会の公益認定を取り消せる権力が内閣府にあります。
 
約十年前に日本漢字能力検定協会の不祥事で、「今年の漢字」が中止になりかけたこともありました。
 
漢字検定は莫大な金を生む独占利権です。独占利権にお墨付きを与えているのは、内閣府です。外部監査が無い「今年の漢字」投票結果に忖度が働く余地は十分にあります。
 
なお、かつて流行語対象で「ポア」や「サティアン」などのオウム語が排除されたのは非常に有名な話です。
 
主催者側の勝手な判断で、言論と表現を検閲した前例があります。
 
今年の3月以降の国会審議を追跡すれば
 
「今年の漢字」として最もふさわしいのは
 
「嘘」「虚」「偽」「竄」「詐」「恣」
 
です。でも、これらの漢字が「今年の漢字」として選ばれる可能性は極めて低いと思います。
 
争点をウヤムヤにするためには非常都合の良いことに、災害が頻発しました。大災害をイメージする
 
「災」「猛」「豪」「酷」「激」「甚」
 
あたりを選んでおけば、政府の無責任さへの批判を薄められます。
 
ただし、12月12日の揮毫を見たら意見を変えざるを得ないかもしれません。
 
皆様にとって、今年の漢字は何ですか?

2018年11月14日 内閣委員会
2018年11月28日 文科委員会
川内博史議員の国会質疑を視聴いたしました。川内議員が正義を追及しようとしているのは、よーーーく感じ取れました。特に、加計孝太郎氏の妻がSID創研の役員であることに川内議員が言及したのは重要です(11月14日内閣委員会1:04:00~)。でも、最大の核心である
 
「莫大な補助金を何にいくら使ったのか?」
 
が明らかにならず隔靴掻痒で終わったと思いました。工事代金や建築単価については全て黒塗りのままでした。
 
隔靴掻痒であっても悲観する必要はありません。総理を退陣に追い込める案件として、森友も加計もくすぶり続けています。
 
森友のケース
・大阪府私学審の答申を受けて大阪府が設置認可
・ゴミ撤去費用の値引きを国交省が提案し、国有地を大幅値引して売却したのが財務省
 
加計のケース
・大学設置審の答申を受けて文科省が設置認可
・岡山理科大学獣医学部の設置経費の財源になる補助金を支出したのは今治市・愛媛県(私学助成金は設置経費の財源ではない)
寄付行為認可申請申請書類20ページ
あるいはRyu-ron様のツイート
 
国会議員の立場で考えて、森友と加計のどちらが追及しやすいかといえば、森友の方が追及しやすいと思います。
 
森友では、学校用地として利用する国有財産を不当に安く売却した責任を国会で追及できます。
 
加計では、獣医学部の設置経費の財源になる補助金を支出した責任を国会で追及することができません(「国有地」の払い下げも無い!)。補助金の支出の究極的な決定権は、今治市議会と愛媛県議会にあります。
 
地方自治を逆手にとって、「補助金の支出の究極的な決定権は、今治市議会と愛媛県議会にあるのだから、文部科学省としてお答えできる立場にありません。
と言い逃れされたら、反論しづらいです。
 
かろうじて一矢を報いる方法はないか?
 
黒塗りされていない箇所、言質が取れている箇所を俎上に載せて、答弁の食い違いを衝きたいです。
 
図書費については支払予定金額が明示されています。
 
寄付行為認可申請申請書類20ページ
あるいはRyu-ron様のツイート
 
図書館の蔵書となる図書について、加計学園が検収している書類があります。
 
村上ドライブ(549)開示文書 12ページ 
 
現実には、水島教授が指摘する通り
岡山理科大学獣医学部 図書館の本棚はスカスカです。
 
追及する議員の立場で考えれば、
 
 
まず、文科省が公表している「学部等の届出設置について」5ページ
 
Point 2 設置計画の確実な履行届出による設置であっても,校地,校舎,専任教員基準等の法令を順守することはもとより,設置計画を確実に履行しなければなりません。届出により設置した学部等へのアフターケアについては,平成21年度より,平成18年度以降届出設置(19年度開設)された,全ての学部等を対象に実施しており,調査の結果,留意事項を付すことになった場合には,設置認可後のアフターケア同様に公表しています。今後も同様にアフターケアにより履行状況を確認しますので,十分にご留意ください。
 
に言及し、(獣医学部)設置認可後にも文科省に指導・助言する責任がある旨の言質を取った後、
 
「図書費支払・図書検収について適正に履行されているか文科省は裏付けを取ったのか?」
 
という質問をぶつけて欲しかったです。
 
 
あるいはBSL施設について。森ゆうこ議員が厚労省から「加計学園からBSL施設について相談を受けていない」という言質を取ったのは重要です。
以下の動画の24:00~です。
その後の宮川文科政務官の答弁と明らかに食い違っています。
厚労省は、(高プロではデータ改ざんがあったけど)森友と加計には一貫して関与していません。厚労省は、自身に火の粉が降りかかるのを怖れています。
 
厚労省に対して「現在に至るまで加計学園からBSL施設について相談を受けたのか?受けたとすればいつ誰からか?」と言質を取りたいです。
 
岡山理科大学 獣医学部のカリキュラムによれば、3年次から臨床系科目が本格的にスタートします。BSL施設の運用開始について期限を切らざるを得ません。
 
厚労省から言質を取った後で、文科省へ「BSL施設の検収状況と安全性について確認を取った上で加計学園へ指導・助言をしたか?」と訊いてみたいです。
 
国会の審議に道理が通じなくなっています。(設置経費の大きなウェートを占める)工事代金や建築単価については全て黒塗りです。どんなに「スゲー」と思っても裏付けがありません。川内議員が正義を追及しようとしているのはよーーーく感じ取れたのですが、質疑時間が限られています。言い逃れを許さない追及をするためには、(金額のスケールは小さいけれど)裏付けや言質が多少なりともある図書費やBSLを衝いた方が効率的だと思いました。

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