前回の続きです。
以下「たられば」になりますが
産業廃棄物処分業者(株式会社レッグ)関係者から中村知事が献金・パーティー券・飲食・ゴルフなどの経済的な便宜を受けている証拠が見つかれば、加計学園の経営破たんの現実味が増します。
ぼくが愛媛県議だったら、まず(松井知事に対してと同様に)中村知事から「知事を辞める」という言質を県議会質疑でとります。
岡山理科大学の「大学の設置等に係る提出書類」のサイトによれば
2011年(平成23年)4月に設置された岡山理科大学工学部建築学科について
2011年5月1日現在の設置計画履行状況報告書が2011年7月末日現在に公表されています。
報告書の最終ページに
○ 設置計画履行状況報告書b 公表時期(未公表の場合は予定時期) ( 平成23年7月末日 )
とあります。
2012年(平成24年)4月に設置された岡山理科大学生物地球学部生物地球学科も同じサイクルで公表されています。
ところが、岡山理科大学獣医学部について
2018年4月設置後から1年が経過しようとしているにもかかわらず、いまだに設置計画履行状況報告書が公表されていません。
設置後の履行状況が公表できなければ、補助金が何に使われているのかハッキリしません。
補助金の使途がハッキリしない状況では、県民の税金から補助金を支出できません。県議会で百条委員会を設置し、
加計学園・大本組・アイサワ工業・島津理化・丸善雄松堂関係者の尋問が完了するまで補助金支出は凍結です。
中村知事と株式会社レッグとの経済的な利害関係についての県議会での追及と並行して
中村知事から
「県議会で百条委員会を設置し、加計学園・大本組・アイサワ工業・島津理化・丸善雄松堂関係者の尋問が完了するまで補助金支出を凍結する。」
という言質も取り、中村知事を板ばさみに追い込みます。
中村知事が辞めるのなら、今後の補助金支出は白紙になります。加計学園のシナリオは大きく狂ってきます。
でも残念なことに、現在迄、中村知事と株式会社レッグとの経済的な利害関係については証拠がまったくありません。証拠がなければ、絵に描いたモチです。
加計学園を経営破たんに追い込み安倍総理を退陣させるには、愛媛県議会で野党共闘が勝利して、補助金予算を全て否決するのがベストですが、それ以外の選択肢もあるにこしたことは無いとも考えています。