2019年08月

荻上チキ氏による木村英子さん・舩後靖彦さんへのインタビューの活字起こしが公開されました。
非常に残念に思ったのは、パラリンピックとオリンピックへの言及が無かったことです。でもそれを差し引いても、大きな意義のあるインタビューでした。
 
舩後靖彦氏の発言についての前川喜平氏のツイート
 
前川喜平は聡明な男です。舩後靖彦氏の重要な発言を決して見逃しませんでした。
 
インタビューのキモ その1
 
◆安倍政権への視線は?
荻上:現在の安倍政権について、舩後さんはどういう風にご覧になってますか?
舩後:消費税増税はデフレを20年以上長引かせることになっているので全くいただけません。現在 、自民党ホームページにも改革などの左傾化した言葉があるそうですがご存知ですか?総理の祖父の岸元総理は、上司にアカと言われ激怒したそうです。それを知っているはずの安倍総理があえて左傾化した言葉を使うのは勇気あることだと思いますし、その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします。もしそうならその点については評価致します。

 
舩後さんは自身が安倍総理のメル友であり、安倍総理自身が国会答弁で関係を認めていることについて、このインタビューでは言及しませんでした。
 
森友問題発覚後の約二年半の国会での審議を通して
 
舩後さんの発言のような
「安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思い」なんてものは全く感じられませんでした。
 
数の力で強行採決を繰り返し、都合の悪い文書は記録が無いか改ざんするかで議論から逃げまくるの繰り返しでした。
 
安倍総理の野党に対する態度のどこに柔軟さがあるのかさっぱり分かりません。
 
舩後靖彦氏には、安倍総理と交わしたメールの全てを情報公開する義務があります。
 
 
インタビューのキモ その2
 
荻上:最後にこの6年間の議員生活に向けての抱負や課題について教えてください。
舩後:全ては教育にありと考えています。日本の30年前を考えれば、時代も変容し、国際障害者年や障害者自立支援法が生まれ、そして重度障害者が国会議員になった。その時代背景によって変化する事象や慣例もあると思います。全ては教育にあり。私は、10年20年後に未来を創造して、代わる障害者に対する偏見を教育で変えたいと思います。さらに子供の頃から、潜在意識の領域、さらに深く無意識の領域にまで存在する「差別意識」を除外する倫理・道徳教育は必要と考えています。重度訪問介護の不備も喪失した人々の潜在意識の領域ならびに無意識の領域に重度障害者には生産性がないという確定した思いがあるからです。かと言ってその方々を責めているわけでは全くありません。大東亜戦争の日本が弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因と考えていますが、具体的には掴みきれていません。
 
この発言からすると、安倍総理の都合の良い方向に舩後靖彦を誘導することが可能です。こういう方面の調略にかけては、安倍総理(と子分)の方が何枚も上手です。
 
 
差別を無くすためには正しい教育が必要だ。→戦後のGHQによる教育は個人主義を推奨してきた。→個人主義を推奨する教育のせいで、大多数の個人は自分さえよければいいと考え、自立が困難な他人を見て見ぬふりをするようになった。→潜在的な「差別意識」を除外するには、GHQが介入する以前の倫理・道徳教育が必要だ。
 
という論法で誘導すれば、舩後靖彦を日本会議に取り込むことは可能です。
 
「そんなことはない!」と反論したい連中に言っておく。
 
舩後靖彦と安倍晋三のメールのやりとりを見たのか?
 
安倍総理との交流について自身の口から言及しないで、「安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思い」だとか、(日本会議が導入を熱望している)倫理・道徳教育について発言をする以上、舩後靖彦議員と安倍総理がどんな関係なのか、ぼくら主権者には知る権利があると思いました。
 

れいわ新選組の舩後靖彦議員(ALS患者)について重要な情報です。
なんで選挙が終わったとたんに、こんな重要な話が出てくるんだよ?
2016年5月28日の参議院決算委員会での答弁です。
 
そこで、まず安倍総理と塩崎大臣にお聞きしたいんですが、ALSの患者さん、通訳を介して、そして会話をする、ALSの患者さんと今まで会話をされたことはございますか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、幹事長時代でありますからもう十五年ぐらい前だと思いますが、千葉県の千葉市の駅前で街頭演説をしていたときに、聴衆の中に車椅子で来ておられたALSの患者さんがおられまして、聴衆の中に入っていって握手をした際に、私のメールアドレスを入れた名刺をお渡しをしましたが、その後、舩後さんという方でございますが、メールが私のPCに参りまして、それ以来ずっとメールでやり取りもさせていただいておりますし、その方の施設にもお伺いをしたことがございます。
 また、この方は詩作をしておられまして、作詞をしておられまして、彼がロックバンドをつくっておられまして、そのバンドの公演、演奏会にも一緒に伺ったこともございます。最近もメールのやり取りをしているわけでございますし、お伺いをした際には、眉毛の神経を少し使ってサインを送りつつ、それを文字に変換をするという形で対話をさせていただいているところでございます。そういう経験は何回もございますし、官邸にもお越しをいただいたことがございます。
舩後靖彦と安倍晋三がメル友であることを山本太郎はいつ知ったのか?
https://twitter.com/sitasannblacks/status/1153654801814577152/photo/1
ALSの患者である舩後靖彦さん(当時)について安倍総理が国会の質疑で言及している2016年時点で、山本太郎は現職の参議院議員でした。安倍総理が舩後さんについて答弁で言及したことを、山本太郎が知らなかったというのは非常に不自然です。
 
選挙期間中に山本太郎は、舩後靖彦と安倍晋三がメル友であることについて一言も言及しませんでした。
 
舩後靖彦と安倍晋三がメル友であることを山本太郎が知っていて言及しなかったのだとすれば、消費税廃止を求める れいわ新選組のイメージが悪くなり得票を減らすことを怖れたからです。
 
このブログの結論は、頭の中がお花畑です。
https://blog.goo.ne.jp/eejanai356/e/b42e93c8cc3f0e854491474b443959ab
 
幹事長時代と言えば16年も前から知り合いだったとは驚きです。厚労省の陳情にも同行していたとは更に驚きです。そんな間柄なのに、選挙中は勿論、当選後も全く船後さんについて言及しないとはマタマタびっくりです。有名芸能人と度々会食して宣伝になると思ったら何でも利用するアホ晋三が全く言及しないのは、人気取りの宣伝には役立たないと判断したからでしょうか? 映画「こんな夜更けにバナナかよ 」には大変感動されたようですが、筋ジストロフィーには関心があっても ALSには関心が無くなったのですかね?


どうも安倍晋三はALS患者の為に大して働いていなかったようです。全くもって情けない、馬鹿で下品な大嘘つきなのに、何時までも総理大臣やってんじゃない!一日も早く総理大臣も国会議員も辞めろ!
 
安倍総理が選挙期間中に舩後さんとの交流について言及しなかったことにだけ批判の矛先を向けています。舩後靖彦と安倍晋三がメル友であることを山本太郎はいつ知ったのかについては追及の矛先を向けていません。舩後靖彦と安倍晋三がメル友であることを、選挙期間中までに山本太郎が知ったのだとすれば、選挙に勝つために故意に公表しなかった可能性が出てきます。
 
山本太郎は、安倍政権の財務大臣をやってくれと言われたら引き受けるとのことです。
https://dot.asahi.com/aera/2019061800020.html?page=1
 
山本太郎には暗い野心の翳があります。
 
選挙参謀の斎藤まさし氏との関係は六年前から続いています。
官邸と裏でつながっている疑惑を払拭したいのなら、山本太郎には舩後靖彦と安倍晋三の交流について全て情報公開する義務があると思いました。

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